ままごとだとルルル、

相変わらず体調が悪い。明日で終わりにしなければいけないんですよ。

しつこく、同市内在住の彼の話をする。Iさんという彼は、未だに私のことをどう呼んでいいのか悩んでいるらしい。

それというのも、Iさんが懇意にしている劇団に、私と同じ苗字の人がいるからだ。字が違うけど。

苗字で呼ぶのは、さん付けをしようがしまいがアッチの人を指すことになるのでダメらしい。それなら呼び捨てなんて言語道断だしね。
名前で呼ぶのは恥ずかしいらしい。
ちなみに劇団内ではみんなに「sala」と呼び捨てで呼んでもらってるから、もう誰になんと呼ばれても気にならないんだけど。

あ、でも「salaちゃん」って呼ばれるのは会社だけでいいと思います……。いつも呼び捨てなのにたまにちゃん付けで呼ばれるとキモチワルイです。何か嫌なこと言われるの？　と、無駄に身構えてしまいます。だいぶ慣れましたが。

今までIさんには「アンタ」と呼ばれていました。メールでは多少丁寧なので「アナタ」でしたが。

私から「こう呼んでください！」って言うのもなんだか恥ずかしいので、彼が苦悩する姿を見て笑っていました。
「他の人のように、呼び捨てで構わないですが…」と言っても、女性の下の名前を呼び捨てにはできないらしいです。

あー、判る、それ。私も男性の名前を絶対に呼び捨てにはできません。


「じゃあ、アッチの人を名前でさん付けで呼んで、私を苗字で呼んでみたらどうでしょう？」と提案してみた。

アッチの人を「ひろしさん（仮）」って呼ぶのか……。

彼は一瞬考え込んだ後、「気持ち悪いから嫌だ」とおっしゃいました。
うん、確かに気持ち悪い。
なんかホ○みたいで、気持ち悪い。

「じゃあシャルロットと呼んでください」と言ってみた。

シャルロットとは、友人Kさんのうちにいたリスの名前で、妹さんのみがそう呼んでいたらしい。Kさん自身は「リス」と呼んでいた気がする。
そのリスは大変インパクト大なので、リスの名前が出てきたのだ。

「ん、判った。そうする」
とのご返答をいただいたので、私はシャルロットと呼ばれるらしいです。
わぁい。

ほんとに呼んでね。

絶対よ？



振り向かないけどね。