心から、おめでとう。

友人が急に「今から会いたい、話がある」というのでのこのこ出かけましたよ。もう9時半だっての。

そしたら、「結婚します」だって。
あー、ついに決まりましたか。おめでとう。結婚するかも、とは聞いていたけど、具体的に決まりかけたら（せめてご両親の了承を得てから）もう一度報告して？　と言ってあったのです。
そんで、用件というのは「婚姻届の証人になってほしい」だそうで……。え、私でいいんですか？
あれって、誰でもいいんですって。私でいいの？　って聞いたら、お父様がお仕事で忙しくて会えないし、もう今週中に入籍したい（記念日だそうだ）し、彼の実家は九州だからおいそれと署名もらいにいけないし、というわけでした。

ね、それって印鑑いるんじゃない？

と聞いたら
「はっ」ですって。家を出る前に言ってくれ。こんな調子でいろいろ大丈夫かしらね、この子。

結局我が家に舞い戻り、名古屋まで送っていきましたよ。疲れた。

でも、うれしいです。きっと自分のときより嬉しいんだろうな（自分のときは喜んでばかりもいられないだろうとか、なんか、後ろ向きな考えがあるのです）。
私が一番心配していたのは彼女でした。
友人の中で一番心配なのは彼女なのです。いろいろすごい伝説を持っている子なので。
他の人は、私ごときが心配などしなくても、自分で生きていくんだろうみたいな考えがあるのですが、彼女はどうにも……。

だから本当に嬉しいです。
おめでとう。
これからがまた大変だろうけど、あの彼氏さんとなら頑張っていけると思うよ。


そしてこのまま結婚式のスピーチが回ってきたらどうしようと、今からオロオロしている私でした。駄目だよ、絶対泣いちゃうから。
彼女の結婚式には振袖で出席しようっと。