モルヒネ

2004年10月11日 読書
読了
モルヒネ/安達 千夏

この人の本は初読みだったのですが、なかなか面白く読めましたよ。ほかのも読んでみたいなー、特にデビュー作。
テーマがよいね。
テーマっていうか、設定。
劇団の方のエッセィ用にきちんと書こうっと。

テーマというか、この本の中にずっとついてまわるもの、それが「死」でした。主人公はホスピスで働いていて、幼い頃の母の自殺、姉の死、そういったものがずっとついて回って、やっと結婚をしようと思った頃に、昔の彼氏がホスピスに入所してきて……というようなあらすじ。
死ぬのは怖いですね。病死なんてすごく怖い。私はいつまでたっても覚悟なんてできないだろうから、死ぬときはアッサリと行きたいです。そうならないための努力はもちろんするけど、いつ死んでも後悔しないように…とは思います。

あ、私が死んだらパソコンをクラッシュさせてください。お願いします。別にやましいものは入っていませんが、恥ずかしいものは入っています。昔のサイトとかね!

私は、自分の死にも他人の死にも向き合う覚悟なんて出来ていません。だからまだ、お葬式になんて出席したくないです。

ちょっとブラックな話をすると。
そんなにしんどいしんどいと訴えるなら、たった今、その場で、鼻と口を塞いでご覧なさい。絶対に死ねないから!! その上でまたたわごとをほざきなさい、と思います。
他人は、他人のことに無関心です。自分の身体を守れるのは自分だけ。だから自分で気を使わないといけないのです。
ちょっと忙しくしすぎた、と思うなら、休息をとればいい。
他人に迷惑をかけないようにしてほしい。年がら年中「死にたい」と言っていて飽きはしないのか。
私はもう飽きた。飽きたから楽しく生きる努力を始める。

周りはもうついていけない。どんな言葉をかけても無意味なら、いっそ死ねばいいと思うことが実は以前からある。
そんな汚い気持ち、持っているなんて知られたくないから善良そうな物腰で私はあなたと接する。

でも私は忘れていない。
あなたは私の身体など知ったこっちゃないくせに、自分の身体は全力で心配してほしいただの我がままだ。
五体満足で才能に溢れて生まれてきたくせに、何が不満なの?
上ばっかりみていたってきりがないじゃない。

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